
みっちー
ドイツをはじめとする海外駐在が決まったとき、戸惑うのが 日本での役所手続き です。
「転出届を出すとどうなるの?」「住民税は?」「マイナンバーは?」など、疑問が尽きませんよね。
この記事では、駐在前に役所で必ず済ませておくべき手続きを、私自身の準備経験をもとに整理しました。
✅ 1. 転出届の提出
- 海外に 1年以上住む場合 は、住民票を抜くための「海外転出届」を提出します。
- 提出は渡航予定日の14日前から可能。
- 転出届を出すと住民票が消え、国民健康保険や印鑑登録なども同時に効力を失います。
✅ 2. マイナンバー関連
- 転出届を出すと、マイナンバーカードは返納(自治体によってはカードは手元に残るが利用不可状態)。
- 日本に住所がなくなるため、マイナンバーは一時的に無効扱いになります。
✅ 3. 国民健康保険の脱退
- 住民票を抜くと自動的に国民健康保険は脱退。
- 駐在員は会社の社会保険や海外駐在員保険に加入するため、国保は不要になります。

みっちー
日本の企業は社会保険料も払い続けてくれる事もあるので、保険継続できるパターンもあります。多くの方はこっちかな?
✅ 4. 年金の扱い
- 国民年金:住民票を抜くと義務がなくなり、自動的に脱退。
- 厚生年金:会社員の場合はそのまま継続加入。
- 任意で「国民年金の任意加入」も可能なので、自営業者や家族帯同の配偶者は要確認。

みっちー
この記事をご覧になられてる方の多くは会社勤め(厚生年金)だと思いますので、知識として知っておく程度で良いと思います。
✅ 5. 住民税
- その年の 1月1日時点で日本に住所があると、1年分の住民税が課税対象 になります。
- 海外転出しても翌年の6月以降に住民税の納付書が届きます。
- 支払い方法は、
- 納税管理人を日本に設定(親や兄弟などに委任)
- 口座振替
のどちらかを選ぶのが一般的です。
✅ 6. 児童手当(子供がいる場合)
- 住民票を抜くと受給できなくなります。
- 児童手当は「国内居住要件」があるため、海外駐在の場合は原則ストップ。
✅ 7. 印鑑登録の廃止
- 住民票を抜くと自動的に失効します。
- もし海外で日本の印鑑証明が必要になりそうなら、転出前に印鑑証明書を数枚取得 しておくと安心です。
✅ 8. 書類を事前に取得しておく
渡航後は日本の役所での書類取得が難しくなります。必要になりそうなものは、転出前に余分に取っておきましょう。
- 戸籍謄本(家族帯同ビザ・滞在許可で必須)
- 印鑑証明
- 住民票の写し(銀行や各種契約で必要になることあり)
まとめ
- 駐在前に必ず役所で済ませるのは 転出届・マイナンバー返納・国民健康保険脱退・住民税の納税方法設定
- 家族がいる場合は 児童手当の停止 も忘れずに
- 渡航後に必要になる可能性のある書類は 戸籍謄本や住民票を事前に複数枚取得 しておくのが安心
🛡 注意点
本記事は私の体験をもとにまとめています。制度や手続きは自治体によって異なる場合がありますので、必ず渡航前に居住地の市区町村役場や公式サイトで最新情報を確認 してください。
それでは!✋



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