はじめに
この記事は、これからドイツに長期滞在する予定の方(駐在員・家族帯同)向けに書いています。
ドイツ生活を始めるうえで、多くの人が最初につまずくのが滞在許可証(Aufenthaltstitel)です。
- ビザと何が違うの?
- いつ、どこで、何をすればいい?
- 取れるまで生活して大丈夫?
こうした不安を、実体験ベースで・できるだけ噛み砕いてまとめました。
最初に全体像を理解しておくだけで、気持ちがかなり楽になります。
滞在許可証とは?(ビザとの違い)
ここは日本人が特に混乱しやすいポイントなので、はっきり整理します。
日本人は「事前ビザなし」で入国するケースが多い
日本のパスポートを持っている場合、
90日以内の滞在であればビザなしでドイツに入国できます。
そのため、駐在員でも
- 日本ではビザを取っていない
- そのままドイツに入国した
という人はとても多いです(私もこのケースです)。
ビザと滞在許可証の関係
- ビザ:特定の国籍の人が、事前に必要な「入国許可」
- 滞在許可証(Aufenthaltstitel):ドイツに長期滞在するための許可
👉 日本人の場合、
「ビザなし入国 → ドイツで滞在許可証を取得」
という流れが一般的です。
入国方法(ビザの有無)と、
長期滞在の許可(滞在許可証)は別物です。
誰が滞在許可証を取る必要がある?
長期滞在の場合、家族全員が必要です。
- 駐在員本人
- 配偶者
- 子ども(年齢に関係なく)
「子どもも必要なの?」と驚く人が多いですが、赤ちゃんでも必要です。
取得までの全体の流れ(時系列)
ここでは、デュッセルドルフ(NRW州)を想定して、読者が実際に取るべき行動を時系列でまとめます。
STEP1|日本でビザを取得する
- 会社やビザ代行業者の指示に従う
- この時点では「入国するための許可」だけ

我が家はビザ取らずに行けました!
STEP2|ドイツに入国する
- ビザを使って入国
- まだ滞在許可証は持っていない状態
STEP3|住民登録(Anmeldung)をする【最優先】
行動:引っ越し後、できるだけ早くBürgeramtで住民登録
- 予約サイトでBürgeramtを予約
- 賃貸契約書とWohnungsgeberbestätigungを持参
👉 これがないと滞在許可証の申請はできません。
STEP4|外国人局(Ausländerbehörde Düsseldorf)に連絡
行動:オンラインまたはメールで申請意思を伝える
- 予約枠が空いていないのは普通
- デュッセルドルフではメール連絡が基本
👉 「申請した意思を残す」ことが重要です。

この予約がまじで取れません、、
根気よく頑張りましょう☺
STEP5|必要書類を準備する
行動:以下を事前にそろえてPDF化
- パスポート
- ビザ
- 住民登録証明(Anmeldung)
- 賃貸契約書
- 雇用契約書
- 健康保険証明
- 証明写真
STEP6|外国人局で申請
- 指定日時に出頭
- 書類提出・指紋採取
STEP7|カード受領(または仮証明)
- 数週間〜数か月後に郵送または窓口受取
- その間はFiktionsbescheinigungで対応
まずやるべきは「住民登録(Anmeldung)」
ドイツに到着したら、最優先でやるのが住民登録です。
- 住んでいる住所を役所に登録
- 滞在許可証の申請に必須
これが終わらないと、何も始まりません。
外国人局(Ausländerbehörde)について
滞在許可証は、外国人局で申請します。
ただし、ここで多くの人が詰まります。
- 予約が全然取れない
- メールの返事が来ない
- 英語が通じないこともある
👉 これは珍しいことではなく、「ドイツあるある」です。
焦らなくて大丈夫ですが、早めに動くことが大切です。
必要書類(基本セット)
自治体によって多少違いますが、一般的には以下が必要です。
- パスポート
- ビザ
- 住民登録証明(Anmeldung)
- 賃貸契約書
- 雇用契約書
- 健康保険の証明
- 証明写真(規格あり)
※ 写真のサイズや背景でNGになることがあるので注意
Fiktionsbescheinigung(仮滞在証明)とは?
申請からカード発行まで時間がかかる場合、
Fiktionsbescheinigung が発行されることがあります。
これは
- 「申請中だけど、合法的に滞在してOKですよ」
という仮の証明書です。
この紙があれば、
- 滞在
- 仕事
は基本的に問題ありません。
実際にかかった期間と費用の目安
目安としては、
- 予約〜申請:数週間〜数か月
- カード受領:申請からさらに数週間
- 費用:100ユーロ前後(大人)
※ 子どもは安い、または無料の場合もあります。
滞在許可証がないと困ること
滞在許可証がないと、生活面で制限が出ることがあります。
- 銀行口座の本開設
- 携帯電話の長期契約
- 各種行政手続き
そのため、できるだけ早めの取得が安心です。
よくある不安とアドバイス
Q. すぐ取れないと違法?
→ いいえ。申請中であれば問題ありません。
Q. ドイツ語ができなくても大丈夫?
→ 英語対応や会社サポートで何とかなります。
Q. 家族分まとめてできる?
→ 多くの場合、同時申請が可能です。
まとめ
- 滞在許可証は「ドイツで住むための身分証」
- 住民登録 → 外国人局が基本ルート
- 時間がかかるのは普通なので焦らない
最初は不安ですが、一度取ってしまえば生活は一気に楽になります。
これからドイツ生活を始める方の参考になれば嬉しいです。
それでは!✋




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