【ペット渡航・後編】チワックスを飛行機に乗せるまでの流れと到着後の注意点(貨物・客室・費用まとめ)

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前編では、ペット渡航のためのワクチン・抗体検査・検疫書類の準備を紹介しました。
今回はいよいよ、実際のフライト当日〜ドイツ到着後までのリアルな流れをまとめます。

我が家の愛犬チワックス(小型犬)は、
サイズ的には客室に同伴できる条件を満たしていましたが、
日本発の直行便では客室同伴不可のため、貨物室(受託手荷物扱い)で渡航しました。

初めての海外フライトでも、しっかり準備していれば大丈夫です。
この記事を参考に、当日の流れをイメージしてみてください。


✈️ 1. 犬の輸送方法は「客室」か「貨物室」かで変わる

ペットを飛行機に乗せる方法は大きく3通りありますが、
日本からドイツへ向かう場合は、**多くの犬が貨物室輸送(受託手荷物扱い)**になります。


🐕 ① 客室同伴(in-cabin)

  • 条件:犬+キャリーの合計体重が 8kg以下
  • ケージサイズ:約40×30×25cm以内(座席下に完全に入るサイズ)
  • 対応航空会社:ルフトハンザ・KLM・エールフランスなど一部の欧州系のみ
  • 日本発のANA・JAL直行便では客室持ち込み不可

👉 小型犬でも、日本→ドイツ直行便では貨物室輸送になります。
👉 客室同伴を希望する場合は、**経由便(例:KLM・ルフトハンザ)**を選ぶ必要があります。


🚛 ② 受託手荷物(checked baggage)=貨物室輸送(最も一般的)

  • ケージごと貨物室(空調管理あり)に預ける方式
  • 航空会社カウンターで預け、到着後に専用エリアで受け取り
  • 小型犬〜大型犬まで対応可
  • ANA / JAL / ルフトハンザ などが対応

👉 メリット:どんな犬種でも輸送可能で実績豊富
👉 デメリット:夏・冬など極端な気温時は輸送制限あり


✈️ ③ 貨物便(air cargo)

  • 飼い主が同じ便に乗らない場合や、業者委託時に使用
  • 繁殖犬や商用輸送など特殊ケース向け

🐾 我が家のケース:チワックスは貨物室輸送で渡航

チワックスは小型犬ですが、日本発の直行便では客室不可のため、
貨物室での輸送を選びました。

当日は出発3時間前に空港へ行き、
動物検疫・書類確認・ケージチェックを終えてから航空会社へ引き渡し。
スタッフの方々はとても丁寧で、
「空調管理のある専用スペースで移動します」と説明してくれました。

💬 正直、見送る瞬間は不安でいっぱいでしたが、
「到着まで安全に管理します」という言葉で安心できました。


💰 2. ペット輸送にかかる費用目安(日本→ドイツ)

区分費用目安備考
客室同伴(小型犬)約2〜5万円欧州系経由便のみ可
貨物室輸送(受託手荷物)約10〜20万円小型犬も含む一般的方式
IATA基準ケージ約2〜5万円通気性・強度が必須条件
書類・検査関連費約1〜2万円動物検疫・翻訳など

👉 日本発の直行便利用時は、貨物室輸送で合計15〜25万円前後が目安です。


🧳 3. フライト当日の流れ(出発〜搭乗まで)

✅ チェックリスト

  • 動物検疫所の輸出証明書(原本)
  • 狂犬病ワクチン証明書・抗体検査書
  • マイクロチップ番号控え
  • IATA規格ケージ
  • 水飲み器・吸水シート・愛用タオル
  • 犬の写真(確認用)
  • 航空会社の輸送予約確認書

🛫 当日の流れ

  1. 出発3〜4時間前に空港到着
     動物検疫所で最終確認(書類&チップ読み取り)
  2. 航空会社で手続き・ケージチェック
     サイズ・固定具・通気性・給水器の有無を確認
  3. 輸送説明と引き渡し
     係員が貨物専用エリアへ運び、空調管理されたスペースに移動
  4. 飼い主は通常通りチェックイン・搭乗

🇩🇪 4. ドイツ到着後の流れ

🐕 貨物室輸送の場合

  • 到着空港の**大型荷物受け取り所(Oversized Baggage)**で引き渡し
  • EU入国時にマイクロチップ確認+検疫書類の提示
  • 問題なければそのまま入国完了

🧍 客室同伴の場合

  • 通常の入国審査後、税関ゲートで書類提示し簡易確認でOK

💡 ドイツでは、入国後14日以内に犬の登録(Hundesteuer)が義務。
滞在地域の役所で登録を行いましょう。


⚠️ 5. フライト当日の注意点

注意点内容
食事出発3〜4時間前に軽食(空腹すぎもNG)
ケージ内愛用タオルやオモチャを入れると安心
水分こぼれにくい給水器を装着
書類原本+コピーを2部ずつ持参
気温制限夏季・冬季の輸送制限に注意

🐾 6. まとめ:犬の海外フライトは準備と段取りで安心

小型犬でも、日本からの直行便では貨物室輸送が基本。
でも、温度管理された環境で安全に運ばれるので心配しすぎなくて大丈夫です。

書類・ケージ・時間に余裕を持って準備すれば、
当日は落ち着いて出発を見送れます。

✈️ 我が家の教訓:
「書類完璧+早め行動」で、不安はほとんど解消できます。


🐕‍🦺 次回予告

→ 【ペット渡航・完結編】ドイツ到着後の犬登録(Hundesteuer)とペット保険の入り方

それでは!✋

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