
みっちー妻
海外駐在で赤ちゃんを連れていく際に気になるのが、**「日本の予防接種とドイツの予防接種は同じなのか?」**という点ですよね。
結論からいうと、対象となる感染症はほぼ共通しているものの、使うワクチンの種類や組み合わせ(混合ワクチン)が日本とドイツでは異なります。
なぜ予防接種証明が必要?
- ドイツでは 全員に健康保険加入と予防接種確認 が義務化
- 特に 麻しん(Masern:はしか)ワクチンは法律で必須
→ 証明がなければ幼稚園(Kita)や学校に入れません - 医療機関でも「Impfpass(予防接種手帳)」の提示を求められることがあります
👉 つまり、母子手帳をそのまま持っていくだけでは不十分な場合がある ということです。
日本とドイツの予防接種の違い(例)
- 日本:四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風+ポリオ)
- ドイツ:五種/六種混合(上記に加えB型肝炎+Hib)
- 日本:MR(麻しん・風しん)、おたふくは任意
- ドイツ:MMR(麻しん・風しん・おたふく)が標準接種
- スケジュールや追加接種の推奨も国によって異なる
日本で準備すべきもの
- 母子手帳
接種履歴がすべて記載されているので必ず持参。 - 翻訳(英語またはドイツ語)
主要ワクチン(麻しん・風しん・ジフテリア・破傷風・百日せき等)がわかるように翻訳しておくと安心。 - 追加証明が必要な場合
かかりつけ小児科で「接種証明書(英語)」を発行してもらえることもあります。
ドイツ到着後にすること
- 小児科(Kinderarzt)で「Impfpass」を作成
→ 日本の母子手帳を見せれば、ドイツ式の予防接種手帳に転記してもらえます - 今後の接種記録はこの Impfpass に追記されていきます
- スケジュールの違いから、不足分は現地で追加接種を勧められることもあります
注意点(実体験より)
- 幼稚園の入園手続きで「翻訳があると助かる」と言われた
- 麻しんワクチンの証明がなければ入園できない、と明確に説明された
- 渡航前に翻訳を準備しておいたおかげで手続きはスムーズだった
👉 正直、最初は「母子手帳があれば大丈夫」と思っていましたが、翻訳がなかったら確実に現地で困っていたと思います。
まとめ
- 子供を帯同するなら 予防接種証明は必須
- 母子手帳+英語またはドイツ語の翻訳版 を準備しておくと安心
- ドイツ到着後は小児科で Impfpass(予防接種手帳) を作成
- 特に 麻しん(Masern)ワクチンの証明は法律上必須 なので要注意
🛡 最新情報は変わるので要確認
本記事で紹介した内容は執筆時点での情報に基づいています。
健康保険制度、予防接種の義務化、滞在許可要件などは、将来的に法改正や制度変更が行われる可能性があります。
そのため、渡航前には必ず以下を確認することをおすすめします:
- 駐在先のドイツ大使館または領事館、外務省の公式ページ
- 滞在都市(州や自治体)にある外国人局(Ausländerbehörde)や保健局の情報
- 現地の Kinderarzt(小児科医)や学校・幼稚園が提示する最新要件
最新情報を自分でも調べながら、安心して渡航準備を進めましょう。
それでは!✋



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